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わかりにくいものを そのままにうけとる

ようやく『ポニョ』を見に行きました。
じわじわ伝わってくるものがあります。そしてこの作品、好きです。

この作品がそれほど好きでない人も、多いのは事実でしょう。
よくわからないことが随所にあるから。
でも、何もかもを頭と理屈で理解しようと試みるのは
歳をとった”大人”がすることなのでしょう。
知識が増えて、「知っている」ことが増えると
知らないこと、理解できないことに関して不安に思う気持ちが増大します。

実際、毎日を生きていて頭で理解できることなんて
ほんの一握りです。ほとんどはよくわからないこと。
それでも毎日は過ぎていきます。
音楽も映画も、最近はわかりやすいものでないと受け入れられない傾向が
強いけれど、きっとこの作品はどちらかといえば
わかりにくい作品。
けれど、作品中に出てくる子供達の言葉はとても力強いストレートな
言葉ばかり。
その登場人物達が動き回る世界は、柔らかい、今まで見たことがあるようなのに
映画館のスクリーンでは見たことがない背景。一本一本の線が大きいスクリーンで
はっきりと見えたし、人の手が描いた世界が心地よかったです。

言葉も音も、頭で理解できることは、ほんのすこしだけれども
目と耳と感覚は、自分自身の知らないところで
何かを感じ、何かに突き動かされていると思います。
むしろわかりにくい、頭で理解できないことの方に、大切なことがたくさん
つまっている。
そんなことを今映像を思い出しながら思います。

このような作品をリアルタイムで、映画館のスクリーンで見ることができたことを
幸せに思います。

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