« waru-sugi | トップページ | あちい »

夕凪の街 桜の国

土曜日。
大阪初日観てきました。
事前に脚本の小説を読んだ上で、行きましたが
今までで初めて、原作と映画に違和感もがっかりもない
素直に映像表現で原作を高めた作品でした。
ストーリーを知っていても涙を堪えきるのが辛かった。
各役者の演技も映画のトーンにとてもあった統一された
空気もよかったし、映画館を出てからかなり長い時間
胸の中に残るものがある映画です。

内容が地味
興行収入にむすびつかない、などの理由で
大手映画配給会社からはそっぽをむかれたようですが
世間の求めるものと、商売人達の思考には大きな
ギャップがあるように思います。
映画は娯楽です。
でも、2007年現在の日本に生きる人にとって
こういう映画は、水と同じぐらい必要な成分だと思います。

ラストシーンからエンドロールに変わり
黒バックにスタッフロールだけが流れる間
劇場の9割以上が立ち上がりませんでした。
ただただ、流れる文字を眺めているだけなのに。
席を立たない。静かなすすり泣きだけが聞こえて
その空間を共有して、外の現代に帰りました。
映画のラストの時間軸と映画館の外は全く一緒。
こういう経験は、初めてでした。
僕は、このときのことを忘れるでしょう。
けれどほんの少しのきっかけで、このときの思いに
帰ることもできるでしょう。
それはとても大事なことのように、
今、思います。

面白い・面白くない
そんなことではなく、日本人であれば観ておくべきと
思いました。
↑こういう言い方や、強要は好きではないけれど
あえてこの表現を持ち出します。
是非、この夏の間に観てください。

|

« waru-sugi | トップページ | あちい »

日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« waru-sugi | トップページ | あちい »