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世界

小学生のあの頃
通学路が 世界の全てだった
決められた道
上級生に連れられて 登校班で歩いた道
あの四つ角を直進すれば 早く帰れるかもしれない
でも
道を外れることはしなかった
そこにある道を歩くことが最も安全で
何の波風も立てないこと

ある日 僕は歩道橋を無視した
学校を出てすぐにある歩道橋
必ず渡らなくてはいけない歩道橋
直進した先は 未知の世界
歩道橋の二分の一の早さで渡れる
横断歩道があった
ドキドキした
誰かに見られているかもしれない
僕はついに不良になったのだ
通学路をはずれ自分だけの帰り道を作りだした
外の世界は案外おとなしく
普通だった
世界は自分次第だった

大人になった僕は 回り道を覚えた
世界は広く 常に変化している
同じ道でも 二度歩いてみよう
いつもの道も 一つ手前で曲がってみよう

道はあの日と同じ
僕の「思うがまま」だ

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