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ドアを開けて

家人を見送る。
いってらっしゃい、と。
幼い日、そうやって母と一緒に父を見送った。
必ず父の足音が遠く聞こえなくなるまで
鍵はかけなかった。
「家を出て、すぐ後ろで鍵がかかる音がしたら嫌でしょ」
母は言った。
何気ないこと、何でもないこと。でも大事なこと。
教わった。

たまに僕が実家へ帰り、また家を出るとき
母は姿が見えなくなるまで見送ってくれる。
照れくさいけど、嬉しい。
ふと後ろを振り返って、まだそこに顔がある。
何よりの安心感。
それだけで満足。

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コメント

愛されて
育てられたようです。
感じられてよかったと思うのです。

コメントありがとう。

投稿: miki | 2007年3月22日 (木) 13時56分

姿が見えなくなるまで、振り返るとそこにある笑顔、どこの親も一緒だね。愛だね。うれしいね。

投稿: 和栗 | 2007年3月22日 (木) 03時13分

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